保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年3月8日 5:55 午前

有事の経営判断に組織文化は形成される

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、今日は宇都宮の学校法人金子学園まこと幼稚園さんの卒園式に来賓としてご招待いただきました。

私自身、この卒園式に参加するのは2012年から数えて8回目です。

本音で、この卒園式を毎年見ると、

 

「幼稚園という世界は素晴らしい」

「この業界に少なからず関われてよかった」

「子どもというのは偉大だなぁ」

 

ということを感じるひと時です。

しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で、山村園長も直前まで、実施するべきか、しないべきか、実施をするならば、子どもたち、保護者、職員、そして地域のことを考えて、何が最善なのかということで悩みに悩み、結論としては、「園庭での卒園式」となりました。

↑こちらは、演台の裏手から見た写真です。

 

↑毎年恒例の子どもたちの親や職員への全員での卒園生の言葉。この言葉の最後に流れる「旅たちの日に」のイントロが流れると必ず鳥肌が立つんです。。。

↑こちらも毎年恒例の卒園生退場時の保護者に向けた子どもたちの感謝の言葉。

「お父さん、お母さん、私を産んでくれてありがとう・・・」

「お母さん、まこと幼稚園に入園させてくれてありがとう・・・」

「お父さん、いつも一生懸命働いてくれてありがとう・・・」

↑そして、今年はこれに驚きました。全員が風船を持ち、最後に卒業のお祝いとともに、その風船を空に向かって放つという、園内ではできない、園外でしかできない工夫。園外での実施を弱みではなく、強みに変えるというのは、さすがの一言。

 

そして、時間も1時間遅らせ、全体の時間を2/3程度にしていました。

これも、本当に難しい判断です。

来賓あいさつ、保護者会代表挨拶もなし。

だけど、子どもの修了証書授与、卒園生の言葉、退場の親へのメッセージはしっかり実施し、かつ全く違和感のない範囲で上手にスムーズに時間短縮されていました。

 

本当にこの苦境の中、職員の皆さんも不安だったはず。そして準備も大変だったはずです。

園外で一番怖いのは、雨が降ったり、強風が吹いたりすること。

 

だから何よりも、実施できたことが本当に嬉しかったでのではと察します。

 

印象的だったのは、終了後に声をそろえて「終わって安心しました。。。」という声が例年以上に多かったことです。

この言葉に様々な思いが詰まっているように感じました。

 

そして、最後に気づいたこと。

今回のような有事の経営者の経営判断によって、素晴らしい成果が生まれると、組織は強くなります。そして、その判断のもとに風土や文化が形成されます。

改めて有事の経営判断の重要性を感じました。

 

 

兎にも角にも、素晴らしい卒園式を素晴らしい形で見せていただけたこと、また一つ、学ばせていただきましたし、感動させられました。

 

山村先生、職員の皆様、ありがとうございました!!

 

ではまた。