保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年3月10日 6:31 午前

新型コロナウィルス対策の第三フェーズに着手せよ

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、9日の新型コロナウィルス感染症の政府専門家会議で、

 

「今後の国内感染について、当面、感染者の増加傾向が続く」

「警戒を緩めるわけにはいかない」

「爆発的な感染拡大は進んでおらず、持ちこたえている」

「数か月から半年、年を超えて続くかもしれない」

「国内で感染拡大を抑制できても、世界的な流行を封じ込めることができない」

「その場合、いつ再流行してもおかしくない状況」

 

という話があり、短期的に解決する雰囲気ではないことがいよいよ明確になってきたことを察します。

 

よって、現時点での最悪の状況を考えると、今年はずっとこの状況が続く可能性すらあるということです。

 

もちろん、数か月で収束する可能性も残っていますが、いずれにせよ、4月、5月あたりまではこの状況が続くとみて行動することが賢明であると考えて良さそうです。

 

 

そこで、これまでの対策を整理すると、手洗いうがい、消毒などの衛生管理および感染対策においては、この1か月でかなり浸透し、各事業者も周知および行動の徹底が図られてきたので、私は次のフェーズに入ったと考えています。

 

第一フェーズ:感染症の水際対策・早期対策

第二フェーズ:感染症対策の標準化

第三フェーズ:経営のモデルチェンジ

 

まだ第二フェーズの法人もあると思いますが、同時に第三フェーズも考えなければなりません。

 

経営上考えなければならないポイントは以下の通り。

 

1.資金繰り

→休業等で売上が減少します。新規客が減少することはもちろんのこと、既存客の離脱、解約も目立ち始めます。現在外食やホテルなどのサービス業だけでなく、住宅業界にも大きく波及し始めました。住宅設備が中国から輸入できない、イベントが打てないため新規客が取れないなどです。

→とにかく資金繰りが生命線です。特に中小企業で大切なのは「現金」です。現金を最低でも従業員の給与の3か月分、もしくは月商の3か月分を新たに発表になった国の補助金、制度融資、市中銀行からの追加融資等によって、賄えるようにしておいてください。

→特に融資については、期間長く、毎月返済つけて、担保・保証をフル活用して、金利は高くても借入金額を大きくすることを優先するべきだと専門家は言います。ファイナンスは平常時と非常時では真逆のため、とにかく現金を持つことを最優先した形にしてください。

→新規事業を検討している方々は、上記キャッシュフローを十分にチェックしながら慎重に進めてほしいと思います。しかし、一方ではこのような時期は自粛ムードで全体的に新規事業が減りますので、新しい事業を考えている人たちにとってはチャンスでもあります。

 

2.人繰り

→特に新卒においては、マイナビやリクナビ等の就活イベントが軒並み中止です。もはや合同説明会に依存が出来ません。よって、ここに毎年依存していた事業者は手法を転換しなくてはなりません。

→学生も動きたいけど動けない状況が続きます。オンラインの徹底活用が突破口です。オンライン説明会、オンライン面接、ZOOM座談会などのオンライン内定者フォローなど。また、イベントに依存できない分、媒体のスカウトメール等の活用も求められます。

→しかし、上記の施策も2021年新卒採用は、かなり各社実施を強化してくるでしょうから、既に質が求められるため、そこでの差別化を考えなければなりません。

→これまでに出会った学生との接触を重視しましょう。学生アルバイト、実習、過去にイベントで出会った学生など。新規接触が難しいタイミングですから、過去接触者にメールやSNSを通して、上手に関わっていくことが重要です。

 

3.新たな仕事モデルの定着

→まず真っ先に考えなければならないのは、在宅・リモートの自社スタイルを確立することです。保育業界では当然ながら保育士は現場にいますので、そんなことはできない!と言われるかもしれませんが、既に保育士のリモートワークがスタートしています。例えば、週に1日だけ、契約や日誌などの資料作成デーを設け、その日はリモート勤務にするなどです。残りの4日間は現場で保育をします。これを実施するためには、ICTが入っているとクラウドですから非常にやりやすい。まだ導入していない事業者においては、このあたりもセットで考えていく良い機会になるでしょう。

→外部業者とのミーティングや打ち合わせ、商談などはわざわざリアルで実施する必要がないです。どうしてもリアルでないとできないというもの以外は極力リモートで実施をするべきです。

 

 

上記、是非参考にしてください。

 

ではまた。