保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年5月1日 12:23 PM

9月入学における幼稚園保育園の変化

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、この数日ずっと頭になかにあるテーマが、

 

・9月入学

・オンライン授業

・教育格差

 

この3つです。

そして、この3つは統合して考えることもできます。

 

昨日、ある教育制度に詳しい情報筋の方から聞いたのですが、9月入学はこの数日で決まる可能性が高いとのことでした。

 

改めて9月入学のメリットは、

 

・コロナにおける学習遅れの保証

・国際標準化

 

だと言われております。しかし、一方でデメリットとしては、

 

・採用時期の見直し

・入試等の学校運営・オペレーションへの支障

・幼小接続

 

などが挙げられます。特に学校運営においては、年度、教育課程、入試時期の切り替えなどのオペレーション面はもちろんのこと、教員たちの意識転換などの難しさもあります。

また、3つ目の幼小接続という観点からは、幼児期の発達の観点からも、本当にその時期で良いのかという課題もあるわけです。

 

さらに、それが今後もウィズコロナ状態を前提にオンライン授業が当然のように入ってくるわけですから、大きな転換の中で、混乱をきたすのは必至だと考えざるを得ません。

 

賛否両論あると思いますが、私個人的には、パッチワークのような”つぎはぎ施策”や緊急オペ施策ならば無理してやらない方が良いと思っていますが、中長期の教育改革のグランドデザインがあり、それに基づき、ビジョンと戦略に一貫性がある実施ならば、課題は多いものの、日本という国の教育改革としてはチャレンジすべきだと考えています。

 

そこでもう一つ問題になるのが、「教育格差」です。

既に全国各地でオンライン教育が公共教育機関でもスタートしていますが、家庭環境や所得格差による通信環境や学習環境格差が浮き彫りになり始めています。

また、このオンライン教育については、自治体間格差や教員のリテラシーの問題もあり、教員格差も存在しているようです。

 

つまり、自治体、学校、家庭という本来三位一体になるべき教育環境それぞれの格差によって、機能不全が起こっているとのこと。

 

しかし、スタディサプリやアダプティブラーニングのようなアプリケーションやテクノロジーが離島や過疎地域での教育レベルを引き上げ教育格差の解消に一役買っているのも事実。

 

保育業界で整理すると、まだはっきりとは言えませんが、

 

・9月入学化により、幼稚園や保育園も今年度卒園予定が2021年度卒園になる可能性がある

・7歳の年長の子の発達に応じた教育計画・内容の検討

・2021年9月入園に向けた園児募集計画・採用計画の策定

 

などを考えねばならないかもしれません。

 

注視しておく必要があるでしょう。

 

ではまた。