保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年5月23日 10:16 午前

保育活動のパッケージ化ってどうなんだろう??

保育園 経営コンサルティング

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みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、昨日はアゼリーグループさんでSTEAM教育プロジェクトミーティング。

 

全園からSTEAMアプローチに該当する保育活動を、総勢1000件程度ピックアップしていただきました。

今後はこれらをコンテンツ化し、プラットフォームに落とし込んでいきたいと思っています。

 

それにしても、前回の宿題に対してプチ不満が出ていた園長先生方々でしたが、さすがアゼリーの園長は、しっかり仕上げてくるので、しかも高いレベルで仕上げてくるので、頼もしい限りです。

 

幼稚園や保育園は、ここ数年のICTの急速な普及に始まり、人材紹介会社や求人メディアへの登録、最近ではHRテック、オンライン保育、教育アプリ、プログラミング教育に代表される各種教育コンテンツなど、様々な新規コストがかかり、それによって、現場の負担も一時的には増えたり、覚えることが増えたり、場合によっては混乱が起きたりと、元々新しいものを入れたり、変化することが得意でない人たちが多い中で右往左往しながら進んできました。

そのような状況を踏まえて、新しいコンテンツやツール、デバイスを導入するときに気を付けなければならないことがあると思っています。

 

それが、

 

1.先生たちの手間を省けるものかどうか

2.現状のまま使用できるか、代替できるか

3.教育効果・コスト効果・売上効果があるかどうか

 

という3つの視点です。

 

これらの全て、もしくは最低でも2点以上は該当しないと、中々新規導入は進まないものです。

 

加えて、幼稚園の先生や保育士の文化として、

 

・考えることが苦手

・制作物も可愛く完成させることが目的になっているケースもあり、子どもの成長が目的にない

・制作帳に記入する時間が長い

・行事制作などは毎年異なる物を作成すべきという暗黙の文化が存在

・そもそも考える時間が長すぎる(タイムマネジメントが苦手)

・ホウレンソウが苦手

・成長意欲が高い職員が意外に少ない

 

など、少々疑ってしまうような特性を持っている人も少なくないということで、それであれば、長所伸展、力相応で考えれば、

 

「保育活動のパッケージ提供」

 

はとても大切なことだということを昨日のミーティングで気づかされました。(こういう話をすると”保育はパッケージ化出来ないぞ!!!”という反対する人も出てきそうですが。。。笑)

 

これは何も先生や保育士から、考える時間を奪う、平準化されたことだけをやれば良いということではなく、苦手なことを無理にやらせず、そこにかかる考える時間などを出来るだけ省力化させ、その浮いた時間を園児と接する時間や向き合う時間、また、別の活動や業務、さらにはそれぞれ本人たちが得意な活動に転換、移行させるということです。

それにより、質も高まりますから、子どもにとっても、先生や保育士にとっても、そして経営にとっても価値が高まり、三方よしになるのではということです。

 

来栖理事長がとても的を得た比喩をされていましたが、オイシックス、らでぃっしゅぼーやのような食材宅配サービスは、忙しいママに向けて、毎日献立を考えて、スーパーで買い物して、料理をして・・・という一連の手間がかかる負担や不満がある中、定期的に食材を送られてきて、そこにレシピも書かれていて、その通りに創れば、満足できる料理が出来上がるというサービスですが、その考え方や発想は今の保育業界でも大切なのではということです。

 

料理マーケット、レシピマーケットは現在、クックパット、デリッシュキッチン、クラシルなどのレシピ動画アプリ、前述したオイシックスやらでぃっしゅぼーや、さらには生協などの食材配送サービス、そして、オフラインのABCクッキング、移動販売スーパーのとくし丸などもあり、群雄割拠の中、各ポジションでの激しい競争が行われていますが、いずれは保育業界もそのようになっていくかもしれません。

 

いずれにせよ、私も個人的に、このプロジェクトはとても強い意志をもって向き合っておりますので、是非成功させたいと思っています。

 

ではまた。