保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年5月28日 7:35 午前

世田谷区が待機児童ゼロに!

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みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です!

 

さて、このようなニュースが飛び込んで来ました。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO59624510X20C20A5000000?s=3

 

地方の方は東京都世田谷区というと具体的なイメージが出来ない方もいるかもしれませんが、東京23区で最も人口が多く、一つの区だけで90万人を超え、二子玉川、成城学園、三軒茶屋など、住みたい街ランキングで常に上位に入るようなエリアがたくさんある、まさに東京を象徴する区です。

 

その世田谷区の別の顔として、

 

「日本一の待機児童都市」

 

であることをご存知でしたでしょうか。

 

もちろん、この10年で常に日本一だったわけではありませんが、何度も待機児童ワースト1になったことがあり、煌びやかな街の印象の一方で、汚名の原因でもありました。

 

その世田谷区がいよいよ待機児童ゼロを達成したというのは、私のように、長年保育業界を分析してきた人間から言わせれば、

 

「いよいよ世田谷区の待機児童がゼロになった」

 

という捉え方になります。

 

しかし、常々このブログでも配信してますが、これは「待機児童」であって、実態を踏まえた「保留児童」ではないということです。

 

親の心理、親の実態を踏まえると、保留児童で保育所整備をするのが当然なわけです。

 

改めて保留児童とは、待機児童に加えて、特定の希望する園以外は入らない、保育園に入れないから求職を取りやめている、育休を延長出来る、自治体単独施策の保育施設に入ってるという人たちなどが含まれます。

 

逆に言えば、これらの方々は待機児童ではないわけですね。

 

過去に何度も言ってますが、全く持って理に適ってない、明らかに国の定義を変えるべきなのです。

 

 

そして、なんと今日の時点で日経新聞や毎日新聞、NHKなどが早速取り上げてますが、どこにも保留児童が示されてない!!

 

一般的に、自治体の多くは待機児童と保留児童の両方をリリースし、メディアも取り上げるのですが、これは何か作為的な背景があるのでは??と疑ってしまうレベルです。

 

もちろん、世田谷区の血のにじむ努力があり、ここまで来たのは間違いない事実だと思いますが、このニュースを見た地元の親はどんな気持ちになるか、保育園に入れなかった親がどんな気持ちになるのか、それもしっかり受け止めて、引き続きの保育政策を続けるべきだし、国を代表する保育行政として、モデルケースになっていただきたいと願います。

 

ではまた。