保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年6月4日 3:56 午後

3人の園長と話してて思ったこと

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

昨日は中国地方のご支援先。

全国的には珍しい、株式会社で認定こども園を3施設展開しています。

 

このエリアは新型コロナの感染者数が少ないエリアでもあり、基本的に緊急事態宣言下でも、園児の稼働率は非常に高かったそうです。

確かに、街を歩いていても、マスク着用率が都市部と比べて低いのがよく分かります。

 

4月から3園ともに園児が増え、順調に地域での評判も高まり、教育の充実したこども園としてのイメージも確立し始めているのがよく分かりますが、3人の園長先生と議論していると、気になる子の対応に向けた配置不足や、朝夕のバス添乗による園内の配置不足など、ややスタートから配置に課題があることが分かります。

 

このような教育に強い特徴を持つ園は、教育品質、教育レベルが生命線なので、この質を落とさないためには、ある程度余裕を持った配置が必要になるのは当然のことなのですが、それ以上に気になったのが、新人だけでなく全体的な保育士の質です。

 

主任がまだまだ若くて経験が浅い、新人や若手が多く、園長が求めるレベルまでカリキュラムをこなせる人材が少ない、ピアノを弾けない保育士が多いなどなど。

 

これは業界全体に言えることですが、慢性的に人材が不足する中で、自社や自園で採用する人財レベルを常に高い水準で維持するのは、非常に難しい時代になりました。

 

それが故に、内部での育成環境が重要になるのですが、現場任せで、属人的なOJTに依存すると、大概はうまく機能しませんし、根本的に人手不足だと園内研修や外部研修にも行けなくなり、悪循環に陥ります。

 

やはり、有資格、無資格問わず、ある程度余裕を持った配置体制をつくり、理念と求める人材像をベースにした全社的な教育システムに基づき、OJTとOFF-JTを混ぜながら、評価制度も含めた目標管理、プロセス管理、情報共有体制、PDCA管理を構築することが重要です。

 

ちなみに、こちらの企業は、第三者モニタリングなどの仕組みを上手に入れており、その中で品質管理を行っていますが、これはとても素晴らしい取り組みです。

 

評価制度と言えば、、、

 

今日はリモートでIQキッズさんのリーダー(園長)、サブリーダー(主任相当)約15名を集めた考課者研修で講師をしました。

 

「査定ではなく、成長支援の評価」

 

がフレーズで、査定をしない「成長支援シート」に基づいた評価をこれから進めていきますが、まずはその理解、そして評価項目と基準の理解を高めていければと思います。

 

保育業界のおける「評価」「査定」というのは、ともすると諸刃の剣になりますので、慎重に、長い目で進めて行ければと思います。

 

 

ではまた。