保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年7月14日 6:07 午前

増える保育園内感染で大切なこと

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、昨今ではウィルスが変異により弱毒化しており、無症状や軽傷者の割合が増えてます。

そこで政府は、医療提供体制に余裕があるということ、落ち込んだ経済の再建や活性化が優先ということを理由に、再度の緊急事態宣言や強い外出自粛を行う意思は今のところありません。

Gotoキャンペーンに代表されるように、益々都道府県を跨いだ往来も増えることで、今後も感染者は増えるのではないかというのが専門家の見立てです。

 

その影響もあり、保育園や幼稚園での新型コロナ感染ケースが増えてきてますが、改めてほとんどの園は予防対策を徹底しているにも関わらず、このようなことが起きているのを考えると、保育園の環境下で三密を完璧に回避したり、濃厚接触を抑えるというのは極めて難しいということを実感します。

 

これまで同様に予防対策、感染対策が必要なのは言うまでもありませんが、それ以上に大切になるのが、園児、保育士、保護者の罹患後の対応です。

 

保健所と連携して、感染実態の調査や濃厚接触者調査、一時休園等の対応はもちろんのこと、意外に気をつけないといけないのは、保護者や地域への周知です。

 

この間、保護者は不安もさることながら、休園により仕事を休まなければならなくなるケースも増えるでしょう。

迅速な対応が求められる中で、内閣府も出してるように、具体的には以下の通知を出す必要があります。

 

・現時点での休園予定期間
・休園中の健康観察とその連絡(症状が出たら保健所とともに保育所等にも必 ず連絡するよう依頼)
・代替保育の紹介
・保育料や給食費等の取扱い ・今後の連絡先や相談窓口

 

また、これに加えて、罹患した対象者への人権的配慮も重要になります。

保育園や幼稚園でも、罹患者への差別的対応が実際起こっているようなので、ここは園の方からも誤解を解消するための啓蒙活動は是非行うようにしてください。

あくまでも罹患者は子どもであろうが、大人であろうが、決して加害者ではなく、むしろ被害者であり、その方を園全体、地域全体で守る姿勢が大切だと私は思います。

 

どんな時でも、緊急時対応というのは、発生時の対応と同等もしくはそれ以上に事後対応が重要になりますし、その対応如何で、園の評判や評価、ひいてはブランドにも影響してきますので、多くの園がまだ園内感染を起こしていない状況であることを考えると、引き続き徹底した対応のほどをよろしくお願いします。

 

ではまた。