保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2019年1月19日 9:37 午前

あなたはどちらのリーダータイプ?

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

さて、昨日は某保育会社様のご支援。

保育園を40施設ほど展開されています。

こちらの企業様のご支援テーマは、

「受託事業の体制構築と事業成長」

です。

そのために、営業戦略の構築、営業管理体制および
運営管理体制の強化にために、標準化のためのツール
整備や営業ツールの強化などをメインで行っています。

非常に優秀な事業部の幹部が揃っていますので、
毎回刺激を受けながらも、引き続き貢献していければ
と思います。

午後は、船井総研の医療福祉教育本部のコンサルタント
を対象にしたオンライン研修の講師をしました。
※当社は研修、会議、ミーティングなどがほぼオンライン
 化、リモート化されています。

テーマは、「チームマネジメント」です。

ある参加メンバーから、

「自分がリーダーとしてどういうキャラを作ればよいかわからない」

という相談がありました。

そもそもチームという最小ユニットを考えると、あまり意図的にキャラを
作らなくても良いとは思うのですが、個人的な意見として、大分類は
リーダーシップとフォロワーシップタイプ。

その中で圧倒的スキルやカリスマ性、人を引き付ける魅力などを持ち合わせて
いるリーダー以外は基本フォロワーシップが大切。

私もこのタイプなのですが、このタイプがまずやらなければならないのは、

「相手を知り尽くすこと」

です。感覚的に言えば「あの人は私のことを分かってくれる」という
安心感と「あの人のおかげで・・」というサポートに対する感謝の気持ち。

そして、この2つのタイプのどちらかのキャラやタイプに振り子を
しっかり振らないといけません。

そのために、普段からのコミュニケーション、メンバーの不安、不満、
要望、目標などを知る必要があります。

私は1on1ミーティングという個人面談を毎月していますが、個人的には
決して仕事のアドバイスをする場ではなく、それらを知る場として位置
付けています。

あなたはどちらのタイプでしょうか?

ではまた。

2019年1月19日 9:31 午前

組織の規模に応じて変化させる

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

一昨日はIQキッズさんのご支援。

来年度開園予定の2園を中心に採用活動が大詰めを
迎えております。

来年度でパートを含む社員数が90名近くまで来ます。

私がお付き合いさせていただいた7年前が10名程度
でしたから、ずいぶん増えました。。。

これは私の組織に関する持論ですが、
規模別に組織において最も重要になる要素が、

Stage1 ~30名:トップの成長と現場との人間関係
Stage2 30名~100名:管理職育成
Stage3 100~300名:組織システム
Stage4 300名~:ミッション・ビジョンの共感・浸透

になります。

もちろんすべての要素はどの規模でも重要なことなのですが、
優先順位を考えるとこのようになります。

今IQキッズさんはStage2からStage3に移行する過程なので、
この2年間は現場園長を中心とした管理職育成を強化して
きましたが、いよいよ今後はシステム構築ということで、
組織体制の見直しと強化、育成・評価システムなどの構築
フェーズへと入ってくるでしょう。

そうしないと、現場からの不満等が出てきて、それが結果的に
離職率アップにもつながってしまいます。

離職率が上がってきたタイミングがそのシグナルなので、
注視したいと思います。

ではまた!

2019年1月17日 8:41 午前

保育事業の倒産が増える時代

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の保育専門部隊は、私を入れて総勢14名ですが、新たに昨年末にキャリア採用から内定され、4月から入社予定の方がいます。

その方と懇親含めて食事をしました。

この方は某大手保育会社に勤めており、学童保育や児童館中心にプロポーザル、開設準備、運営支援の経験を多数持つ方です。

会員さんには4月もしくは6月の例会でご紹介出来ると思います。

一緒にこの業界の発展に関われるのが今から楽しみです。

さて、ちょっと気になるニュースが一つ。

帝国データバンクの報告で、2018年の倒産件数等の発表がありました。

それによると、倒産件数はリーマンショック以降最小、負債総額は2000年以降最小とのこと。

しかし、この理由は、リーマンショック以降、中小企業金融円滑化法により、返済猶予で金利だけの返済が可能になったこと、これが実質延長されており、救済策になっていること、さらに他の支援も充実してきたことなどで、中小企業金融円滑化法においては60万社程度の企業が支援を受けたようです。

結局のところ業績が改善されなければ、ただの問題の先延ばしですから、今後も倒産が増える可能性はあるわけです。

そして、気になるのが、倒産理由。

特に増えてるのが「人手不足倒産」です。

団塊世代の退職が始まる一方で、超売り手市場で人が採用出来ず苦しんでる業界も多いわけです。

人手不足倒産で多い業種が、運送、介護、建築、派遣、ソフトウエア。

典型的な人手不足産業です。

やはり気になるのが保育に近しい業界の介護。

他の業種もそうですが、人がいなければ、サービス提供に限りが出て、売上、粗利が増えずに、固定費の回収ができなくなり、借入返済や家賃の未払いが起こります。

みなさん、これは保育業界も同じではないでしょうか?

既に世田谷での企業主導型のトラブルに代表されるように、採用ノウハウやスケールメリットが活かせない中小企業ほど、保育士確保が難しくなり、利用者の受け入れが出来ず、不採算で経営が逼迫することになります。

また、積極的に施設展開する企業でも、人手不足により、過剰な設備投資とキャッシュフローの悪化で、倒産するリスクは十分にあります。

「人が不足して倒産する時代」

が既に来ていることを認識しなければなりません。

それにあたり、最も大切なのは、

「人材あっての事業展開」

です。

採用ノウハウや育成ノウハウがなく、力不相応の拡大をすることが最大のリスクだということに強い危機感を持たなければなりません。

私たちの研究会では、敢えて採用分科会と育成分科会を設置してますが、それくらい今の保育業界には大切なことなのです。

研究会について

そして、無尽蔵に増える企業主導型では、今後も益々トラブルが増えます。

本当に保育経営を知る立場からすると、あり得ない園が
多すぎる、、

真に志が高く、経営基盤が盤石なところに、船井総研の経営ノウハウを注入して、より良い保育園にする、そんな園を増やしていかなければなりません。
https://www.funaisoken.co.jp/study/029408

そして、急遽休園するような、子どもや保護者を考えない無責任な経営をしないためにも、この意識を経営者には強く持ってもらいたいものです。

ではまた。

2019年1月16日 12:11 午前

小規模保育で第一希望が多い理由

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

今日はパットさんのご支援。

世田谷は新年度入園に関して、年齢別に入園希望の申込数、第一希望数が公開されてますが、パットさんの小規模保育は、区内の小規模保育の中でも圧倒的に0歳児の第一希望数が多いのが特徴です。

これは素晴らしいことです。

他の小規模保育を見るとほとんど第一希望数がいません。

小規模保育ならではの残念な特徴です。

この要因は、

・立地、マーケットが良いこと
・園見学の対応が良いこと

の2つが起因してます。

前者は動かさないので、これから改善したい事業者は、是非園見学を見直して欲しいです。

0歳児の保育環境にとって大切なことはなんなのか?
それが園見学で伝わっているか?

これからは小規模保育は、

「第一希望数」

がKPIになります。

1人でもこの数を増やすために、是非保育環境、保育士対応を見直してほしいと思います。

ではまた。

2019年1月12日 11:42 午前

一部上場企業の経営者から学ぶ

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

昨日は、ある東証一部上場企業の社長と打ち合わせ、食事をしました。

その分野の代表企業の経営者ですから、学ぶことはとても多いです。

・豪快だけど謙虚
・苦労人、怖いもの知らず
・頭が柔軟、行動が早い

このあたりは、船井総研が提唱する最高の3条件、

・素直
・プラス発想
・勉強好き

とは別の視点で、成功する経営者の資質として大切なことだと思います。

新しい取り組みができそうなので、今後が楽しみ。

ではまた。

2019年1月10日 12:45 午前

トップ企業が共通して考えていること

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

今日は盛りだくさん。

午前中は某超大手企業からのご相談。

詳細はお伝え出来ませんが、そこの本部長までお越しいただき、打ち合わせ。

保育事業の規模としては、中堅レベルですが、そんな企業こそ、拡大よりも、質の向上を意識されていることに共感します。

午後は、慈光さんの支援。

成長したい法人さんの支援は本当にやり甲斐がありますし、出生数が劇的に減る中で、経営努力をされて園児が増えているのは心から素晴らしいと思います。

夜はあすみ福祉会の迫田理事長と食事。

あすみ福祉会さんは、恐らく日本一有名な保育専業法人です。

その理事長が考えていることは、本当に勉強になります。

保育士さんは、職人ですが、キャリアに期待できないのは、過去に固執しているからであり、それは言い換えればビジョンを見れないからです。

そうなると、誰でも過去に固執し、そこから脱却出来ずに、価値観が凝り固まるわけです。

だからこそ、ミッションをベースに、ビジョンを描き、定義し、そこに共感してもらうことが大切。

保育の未来はどこまでいっても採用含めた人財育成に尽きます。

それにしても、たくさんのトップ企業の経営者と話をすると、漏れなく出てくるのは、

「市場縮小時代に備えた質の向上」

なわけですが、そこが曖昧な組織と明確な組織に分かれますね。

明確な組織は、「顧客志向」であることが共通項です。

当たり前ですが、これが経営の原理原則ですし、成熟期は兎にも角にも、顧客志向ベースの「地域一番化」です。

ここに割り切れない組織は淘汰されます。

そりゃ立地の優位性がなければ、無償化時代には、幼稚園(こども園)が有利になり、その中でも利便性と子どもの成長を定義出来る園が生き残るわけですね。

ではまた。

2019年1月7日 8:04 午後

経営方針発表会1日目

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

今日は船井総研の仕事始め、グループ会社社員1000人が集まった経営方針発表会でした。

グループCEOの今期の方針、子会社社長それぞれの方針、本部方針、そして、表彰式、懇親会というプログラムです。

船井総研は今年一気にデジタル化、オンライン化、データ化を加速させます。

コンサルティング業界で勝ち残り、価値を高めるためには当然の流れですね。

表彰式では、ありがたいことに、全社のベストES大賞をいただきました。

船井総研の組織力診断で最高得点、つまり社員満足が最も高かったということです。

その秘訣を問われましたが、はっきり言って、

・メンバー一人一人を知り、貢献すること
・ビジョンを示し、そこに共感してもらうこと
・for youの精神を醸成すること

に尽きると思います。

私はメンバー一人一人が好きで、たくさんの興味があります。
だから、メンバーに貢献したいし、感謝されれば嬉しい。

そして、尊敬される上司にならなければならないので、コンサルティングスキル、人間としての立ち振る舞いを意識してます。

こういう表彰式は社員にとっては、嬉しいものです。

是非皆様の会社でもやってみてください。

明日は方針発表会の2日目。

我が部のビジョン発表を全社の前でする日です。

ではまた。

2019年1月5日 7:15 午前

新年のご挨拶

保育園 経営コンサルティング

みなさん、新年あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、皆様は年末年始をどのように過ごしましたか??

保育園は4日からスタートしているところが多いですが、
中には正月三が日も運営していたという園もあろうかと思います。

今年も皆様にとって、良い1年になるよう願っております!

さて、改めて今年は年号も変わり、さらには無償化元年ということで、
保育業界にとってはとても重要な1年になります。

今月の週刊ダイヤモンドにもおそらく少しだけコメントが
掲載されると思いますが、時代が変化する年になるでしょう。

このブログでも最新情報や事例をバンバンあげていきたいと
思っておりますので、しっかりチェックしてくださいね。

ではまた!!

2018年12月26日 5:59 午後

労働環境のダイバーシティ対応

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

今日は某自治体のコンサルティング。

保育士確保対策に向けて、首長、ハローワーク責任者、町内の施設長、役場担当部署の部長と課長などとブレスト会議。

改めて、劇的に今後減っていく学生に四苦八苦するよりも、復帰したいけどできない潜在保育士の受け入れ環境を整えた方が良いと確信しました、、

もちろん、新卒採用もチャレンジしていくわけですが、本当に難しい、、

2〜3人の採用ならば理事長の属人性で行けますが、10人超えてくると、仕組みでないと厳しい、それを超えるとマンパワー、仕組み、そして資本力で対応するしかありません。

それよりも、足許の地元で多くの潜在保育士が眠っており、その方々の60%は復帰を望んでます。
(たった60%ですが、、)

この方々の大半は子育て世帯。

だからこそ、働き方が大前提で、金銭的報酬は二の次。

何よりの報酬は子育てしながら働ける環境。

だからこそ、短時間、平日、急な病児対応、業務負荷の少ない業務などを求めるのは当然です。

一方で事業者は、このような方々は、採用しにくいわけです。

要するにこの方々は十分足りてるということですね。

このミスマッチは悩ましいのですが、週休三日や中抜け勤務、短時間社員などを織り交ぜながら適応している組織もあります。

これから保育園が生き残っていくためには、「働き方の多様化」言い換えれば、

「個別の働き方対応」

に力を入れていくことはマストになります。

「労働環境のダイバーシティ対応」とでも言いましょうか。

この自治体はこれらにチャレンジしていくと思います。

具現化するのが楽しみですね。

是非参考にしていただければと思います。

ではまた!

2018年12月21日 11:37 午後

企業主導型を前向きに捉えられるか?

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

さて、昨日は北関東の有力法人、そして、四国で勢力を高めてる企業、そして東京で7園展開する企業さんの3企業の支援でした。

この中で企業主導型保育の話が必ず出るのですが、色んな想いを感じます。。

企業主導型のような後発事業は、業界の常識で言えば、悪い扱いをされてしまいます。

まあ、自分たちのテリトリーを侵す存在だと思われやすいのでしょう。

でも、そんな中でも保育を真剣に考え、それを広げていきたいと思う企業があるのも事実です。

この時に、既存の社会福祉法人や学校法人の経営者がどう思うのかは大切です。

そこで経営者の力量が出ます。

社会福祉法人や学校法人の経営者は、認可保育所やこども園は善、それ以外は悪と思う人が大半。

この時点で経営者としては厳しいですね。

私は、それを味方に出来る方とお付き合いさせていただいてます。

これからも、保育のイノベーションのために、協力してくれる経営者と付き合い続けることを確信した日でした。

ではまた。