保育園経営コンサルタント 大嶽の『現場日記』

船井総合研究所で、日本で先駆けて保育業界の経営コンサルティング領域を確立した業界の第一人者が、毎日全国の保育園における経営コンサルティング活動を綴ったブログ

2020年3月11日 8:31 午後

人的トラブルの源泉とは

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みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です!

さて、今日は東海地方のご支援先。

いくつかある園のうちの一つの認可保育所に人的トラブルがあり、その建て直しを先月から行ってます。

 

人的トラブルによる離職や組織の崩壊の源泉は、間違いなく、

 

「価値観の不一致」

 

から起こります。

 

価値観とは何だか分かりますか?

 

仕事の場面での価値観というのは、

 

・何が正しくて、何が間違いか

・何が善くて、何が悪いか

・何が好きで、何が嫌いか

 

この3つです。人間関係も給与の不満も、業務に対する不満も、全てここに帰結されるのです。

ではこの価値観を一致させるためにどうするか?

それは、

 

・価値基準を定義すること

・価値基準を可視化すること

・価値基準を浸透させること

 

です。

 

その方法の詳細を書きたいところですが、長くなるので割愛します。

業務改善するにしても、これらが備わった状態で実施すれば、文句も出ないのですが、園に基準がないから、職員の主張、自己主張が勝ってしまうのです。

 

こちらの支援先では、そんなコンサルティングを徹底して引き続きしていく予定です。

 

ではまた。

2020年3月10日 6:31 午前

新型コロナウィルス対策の第三フェーズに着手せよ

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、9日の新型コロナウィルス感染症の政府専門家会議で、

 

「今後の国内感染について、当面、感染者の増加傾向が続く」

「警戒を緩めるわけにはいかない」

「爆発的な感染拡大は進んでおらず、持ちこたえている」

「数か月から半年、年を超えて続くかもしれない」

「国内で感染拡大を抑制できても、世界的な流行を封じ込めることができない」

「その場合、いつ再流行してもおかしくない状況」

 

という話があり、短期的に解決する雰囲気ではないことがいよいよ明確になってきたことを察します。

 

よって、現時点での最悪の状況を考えると、今年はずっとこの状況が続く可能性すらあるということです。

 

もちろん、数か月で収束する可能性も残っていますが、いずれにせよ、4月、5月あたりまではこの状況が続くとみて行動することが賢明であると考えて良さそうです。

 

 

そこで、これまでの対策を整理すると、手洗いうがい、消毒などの衛生管理および感染対策においては、この1か月でかなり浸透し、各事業者も周知および行動の徹底が図られてきたので、私は次のフェーズに入ったと考えています。

 

第一フェーズ:感染症の水際対策・早期対策

第二フェーズ:感染症対策の標準化

第三フェーズ:経営のモデルチェンジ

 

まだ第二フェーズの法人もあると思いますが、同時に第三フェーズも考えなければなりません。

 

経営上考えなければならないポイントは以下の通り。

 

1.資金繰り

→休業等で売上が減少します。新規客が減少することはもちろんのこと、既存客の離脱、解約も目立ち始めます。現在外食やホテルなどのサービス業だけでなく、住宅業界にも大きく波及し始めました。住宅設備が中国から輸入できない、イベントが打てないため新規客が取れないなどです。

→とにかく資金繰りが生命線です。特に中小企業で大切なのは「現金」です。現金を最低でも従業員の給与の3か月分、もしくは月商の3か月分を新たに発表になった国の補助金、制度融資、市中銀行からの追加融資等によって、賄えるようにしておいてください。

→特に融資については、期間長く、毎月返済つけて、担保・保証をフル活用して、金利は高くても借入金額を大きくすることを優先するべきだと専門家は言います。ファイナンスは平常時と非常時では真逆のため、とにかく現金を持つことを最優先した形にしてください。

→新規事業を検討している方々は、上記キャッシュフローを十分にチェックしながら慎重に進めてほしいと思います。しかし、一方ではこのような時期は自粛ムードで全体的に新規事業が減りますので、新しい事業を考えている人たちにとってはチャンスでもあります。

 

2.人繰り

→特に新卒においては、マイナビやリクナビ等の就活イベントが軒並み中止です。もはや合同説明会に依存が出来ません。よって、ここに毎年依存していた事業者は手法を転換しなくてはなりません。

→学生も動きたいけど動けない状況が続きます。オンラインの徹底活用が突破口です。オンライン説明会、オンライン面接、ZOOM座談会などのオンライン内定者フォローなど。また、イベントに依存できない分、媒体のスカウトメール等の活用も求められます。

→しかし、上記の施策も2021年新卒採用は、かなり各社実施を強化してくるでしょうから、既に質が求められるため、そこでの差別化を考えなければなりません。

→これまでに出会った学生との接触を重視しましょう。学生アルバイト、実習、過去にイベントで出会った学生など。新規接触が難しいタイミングですから、過去接触者にメールやSNSを通して、上手に関わっていくことが重要です。

 

3.新たな仕事モデルの定着

→まず真っ先に考えなければならないのは、在宅・リモートの自社スタイルを確立することです。保育業界では当然ながら保育士は現場にいますので、そんなことはできない!と言われるかもしれませんが、既に保育士のリモートワークがスタートしています。例えば、週に1日だけ、契約や日誌などの資料作成デーを設け、その日はリモート勤務にするなどです。残りの4日間は現場で保育をします。これを実施するためには、ICTが入っているとクラウドですから非常にやりやすい。まだ導入していない事業者においては、このあたりもセットで考えていく良い機会になるでしょう。

→外部業者とのミーティングや打ち合わせ、商談などはわざわざリアルで実施する必要がないです。どうしてもリアルでないとできないというもの以外は極力リモートで実施をするべきです。

 

 

上記、是非参考にしてください。

 

ではまた。

2020年3月8日 5:55 午前

有事の経営判断に組織文化は形成される

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、今日は宇都宮の学校法人金子学園まこと幼稚園さんの卒園式に来賓としてご招待いただきました。

私自身、この卒園式に参加するのは2012年から数えて8回目です。

本音で、この卒園式を毎年見ると、

 

「幼稚園という世界は素晴らしい」

「この業界に少なからず関われてよかった」

「子どもというのは偉大だなぁ」

 

ということを感じるひと時です。

しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で、山村園長も直前まで、実施するべきか、しないべきか、実施をするならば、子どもたち、保護者、職員、そして地域のことを考えて、何が最善なのかということで悩みに悩み、結論としては、「園庭での卒園式」となりました。

↑こちらは、演台の裏手から見た写真です。

 

↑毎年恒例の子どもたちの親や職員への全員での卒園生の言葉。この言葉の最後に流れる「旅たちの日に」のイントロが流れると必ず鳥肌が立つんです。。。

↑こちらも毎年恒例の卒園生退場時の保護者に向けた子どもたちの感謝の言葉。

「お父さん、お母さん、私を産んでくれてありがとう・・・」

「お母さん、まこと幼稚園に入園させてくれてありがとう・・・」

「お父さん、いつも一生懸命働いてくれてありがとう・・・」

↑そして、今年はこれに驚きました。全員が風船を持ち、最後に卒業のお祝いとともに、その風船を空に向かって放つという、園内ではできない、園外でしかできない工夫。園外での実施を弱みではなく、強みに変えるというのは、さすがの一言。

 

そして、時間も1時間遅らせ、全体の時間を2/3程度にしていました。

これも、本当に難しい判断です。

来賓あいさつ、保護者会代表挨拶もなし。

だけど、子どもの修了証書授与、卒園生の言葉、退場の親へのメッセージはしっかり実施し、かつ全く違和感のない範囲で上手にスムーズに時間短縮されていました。

 

本当にこの苦境の中、職員の皆さんも不安だったはず。そして準備も大変だったはずです。

園外で一番怖いのは、雨が降ったり、強風が吹いたりすること。

 

だから何よりも、実施できたことが本当に嬉しかったでのではと察します。

 

印象的だったのは、終了後に声をそろえて「終わって安心しました。。。」という声が例年以上に多かったことです。

この言葉に様々な思いが詰まっているように感じました。

 

そして、最後に気づいたこと。

今回のような有事の経営者の経営判断によって、素晴らしい成果が生まれると、組織は強くなります。そして、その判断のもとに風土や文化が形成されます。

改めて有事の経営判断の重要性を感じました。

 

 

兎にも角にも、素晴らしい卒園式を素晴らしい形で見せていただけたこと、また一つ、学ばせていただきましたし、感動させられました。

 

山村先生、職員の皆様、ありがとうございました!!

 

ではまた。

2020年3月8日 5:36 午前

【コロナ対策について】20203月7日

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

日に日に事態は深刻するばかりです。

今日の日経新聞では、夜の銀座の人手が半減しているというショッキングなニュースが入ってきました。

このように、人が外出しなくなる、それによってサービス業が大打撃を受けるのは確実で、経済の悪化が懸念されます。

また、輸出や輸入などの貿易産業でも中国や韓国への入国規制で部品が入らないなどの打撃を受けているとのこと。

これらの対策もあり政府は7日に個人事業主を含む中小企業を対象に、無金利、無担保の貸付制度を創設すると発表しました。

2月13日には第一弾としては観光産業などに対して、資金繰りが悪化した中小企業に5000億円の低利緊急貸付、保証枠を設けましたが、今回は幅広い業種に広げ、支援するとのことです。

 

 

また、厚労省が学校の臨時休校に伴い、保育士が仕事を休まなければならなくなった場合の対応として、登園自粛を促す考えを示しました。

つまり、このようなケースが全国で多く出てきているということです。

さらに、保育士数が基準を満たなくても、柔軟に保育の対応をしてほしいとのこと。

ベビーシッター等での対応も推奨しています。

 

いよいよ介護でもデイサービスでの集団感染等が出てきてしまったので、家族の介護が必要な世帯などでは、休業しなければいかなくなります。

 

企業の在宅も急速に進んでいるそうですが、在宅ワーク、リモートワークできない業種もたくさんあるわけで、その場合は休業せざるを得ません。

その休業に対して、国が無利子の貸し付け、給与保証は一つの救いにはなりますが、この短期間にどれだけオペレーションが回るのか、国、自治体、事業者が上手く連携を取れるのか、ここが重要になります。

緊急事態宣言が出るかどうか、固唾を呑むところでもありますので、日々状況をしっかり確認する必要がありますね。

 

それにしても、多くの産業を対象にしている船井総研だからこそ客観的に見れば、大変なことは多々あることは重々承知の上で、経営や財務の観点から見れば、保育や幼稚園業界というのは、

 

・現金主義

・前入金制度が多い

・手形がない

・毎月定額のストック事業

・退園率(チャーンレート)が低い

・未収比率が低い

 

という本当に財務安定性の高い事業だということを感じざるを得ません。

 

ではまた。

2020年3月3日 5:54 午後

テレワークの助成金制度

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

 

厚生労働省より3月3日に発表された助成金

新型コロナウイルス「時間外労働等改善助成金」特例新設
https://www.ryutsuu.biz/government/m030345-2.html/amp

今回のコロナウイルスの影響により事務職や本部のテレワークを導入された法人様、
就業規則の作成や変更をおこなう予定の法人様、
該当しそうな場合には社労士さんにご相談いただくと良いかと思います。

 

是非参加にしてください。

 

ではまた。

2020年3月3日 5:51 午後

こちら、必ずご確認ください。

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みなさん、こんにちは。

 

さて、今回は新型コロナウイルスに関して、幼稚園や認定こども園、保育所の皆様にご対応いただきたいと考えていることをお伝えできればと思います。

既に対応済みの法人様も多いかとは思いますが、改めてご確認いただければと思います。

 

1)休園等の判断について
自治体によっては、自治体内の幼稚園も含み休園という対応を取るケースも見受けられますが、そのような要請のない自治体における法人様については、原則開園という判断で問題ないかと考えられます。
但し、「自由登園」という形が望ましいかと考えられます。保護者様のご判断のもと、登園していただく体制を取っていただければと思います。

2)行事等の対応について
未就園児向けのイベント等については、不特定多数が集団活動するという特性を鑑みて、中止(あるいは延期)の判断が望ましいかと考えられます。
在園児向けの行事については、中止できるものがある場合はそのような対応が最もリスクが低いとは考えられますが、この時期は卒園式といった園児や保護者にとっても大切な行事があります。

中止を視野に入れつつも、まずは極力集団での活動が短時間化するようプログラムの見直し等を踏まえた上で、リスク軽減できないかをご検討いただいた上で、最終判断をしていただければと思います。

3)その他、基本的な対応について

以下に箇条書きで記載します。

・教職員、保護者へのマスク着用の徹底
(参考までに、厚生労働省からのQ&Aには次のような記載がなされています。)
「マスク着用を含む咳エチケットや石けんやアルコール消毒液などによる手洗いといった感染防止対策の徹底をお願いしています。また、湖北省または浙江省から帰国した方については、14日登園を控えていただくなどの要請を行っています。」
出典:厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q35

なお、WHO(世界保健機関)はマスク着用による感染予防に繋がるという証拠がないという旨を発表しておりますので、このあたりの判断は個人によっても良いかもしれませんが、咳エチケットへの配慮、対応はマストになります。

・在園児保護者への感染対策の啓蒙(主に手紙やメール等で)

・ホームページの「お知らせ」や「新着情報」等に「新型コロナウイルスにおける対応方針」といった内容の掲載

・採用などは就職フェアの中止が予想されるため、母集団形成の対応策を検討

以上、簡潔ですが、ご対応いただきたい点についてまとめました。

 

時期が時期なだけに、判断が非常に悩ましい部分がありますが、園児やそのご家族、教職員の皆様、そして何より経営者の皆様におかれましても、リスクを可能な限り避けられるような体制をご検討いただければと思います。

 

また随時ご連絡出来ればと思います。

 

ではまた。

2020年3月3日 5:39 午後

アゼリー研究成果発表会!!

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは!

船井総研の大嶽です。

さて、土曜日はアゼリーさんの研究成果発表でした。

コロナウイルスの影響で小規模にはなりましたが、年に1回の楽しみなので、正直ホッとしたところです、、

 

↓発表者の控え室は、何とも言えない緊張感、、笑

 

そして、こちらは、発表者が舞台に上がったところ、、

 

全体的にかなりレベルが上がっており、甲乙つけがたかったのですが、グランプリはリトミックと主体性を論理立ててプレゼンした園が取り、準グランプリは働き方改革におけるコミュニケーション改革でした。

 

どちらも本当に素晴らしく、学会で発表してもおかしくないのでは??と思ったくらいです。

 

これがまた現場に落とし込まれていくと思うと、楽しみですね。

 

賞を取られたみなさん、本当におめでとうございました!!

 

ではまた。

 

2020年2月27日 11:42 午後

組織の強さは非常時に表れる

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

さて、今日は宇都宮のエデュケアライズグループさんのご支援。

今日は、訪問してすぐに、山村理事長が、

 

「コロナウイルスの保護者アンケートを取ったので、それを踏まえて分析して、保護者宛の通知文のベースを作ってくれ。」

 

とのことでした。

 

そもそも、そんなアンケートを既に実施していることが素晴らしい、、

 

そのアンケートを見ると、

 

・感染が広がったら休園をしてほしいか?

・感染が広がっても預かり保育を利用したいか?

・会社は在宅勤務を推奨してるか?

 

などを含めた項目がたくさんありました。

 

リスク対策の鉄則として、

 

・初動の速さと正確さ

・決断の速さと正確さ

 

という鉄板指標がありますが、どれもとにかくレベルが高い。。

 

そして、そのフィードバックを今日保護者にさせていただきました。

 

私がベースを作りましたが、それを修正した山村理事長の文書がさらに秀逸。

さすがです。

 

改めて山村理事長をトップとしたグループの強みを感じた瞬間でした。

 

結果として、本日阿倍首相から、公立小中高の休校の発表がありましたが、それよりも早く、迅速に対応している組織の強さを実感した時間でした。

 

数多くの経営者と関わってきましたが、この業界でこれだけ迅速な対応、決断をする人は一握りです。

 

非常時に強い組織は、強い組織であるというルールを改めて学ばせていただいた1日でした。

 

それにしても、日に日に国や自治体のルールが変更になるタイミングです。

保育園、幼稚園は開園の方向性です。

 

情報感度を高めながらも、そこに振り回されない選択感度を高めていただければと思います。

 

ではまた!

2020年2月26日 10:09 午後

業界を代表する企業から生まれるものは?

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みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

みなさん、こちらのブログをご存知ですか?

我が保育教育支援部の幼稚園・こども園チームのエース金子のブログです。

手前味噌ですが、とても示唆に富んだ内容ですので、是非定期的にチェックしてみてくださいね^_^

http://h-kaneko.funai.site

 

さて、昨日は保育士派遣最大手のアスカの拓殖社長と保育Saasスタートアップで急成長するユニファの土岐社長とを引き合わせ、三者間での情報交換。

 

お二人とは、長いお付き合いだったり、様々な場面で関わらせていただいてきました。

どちらも船井総研研究会のパートナー会員企業でもあります。

 

打ち合わせ内容はもちろんここでは語れませんが、私はこのように保育や子育ての業界をもっと良くしたい、腰を据えてこの業界と向き合いたいという方々と仕事をしてきましたし、これからもしていきたいと思ってます。

 

昨今様々な業者も参入する中で、ミッションもビジョンもなく、安易にビジネスだけで入ってきた企業が少なくありません。

それ自体を私が評価する立場でもないし、全否定をする立場でもありませんが、私個人としては、そういう仕事はしたくないし、自身のミッションやビジョンのもとに、この業界と向き合いたいと強く思ってます。

 

今日のお二人とのミーティングは、そういう意味では、とても有意義な時間でした。

この二者はこれからも保育園、保育士、そして親子を陰から支える中心的な企業になるでしょう。

そして、そんな企業が何か新たなイノベーションを起こせたらステキですね。

 

ではまた!

2020年2月26日 9:50 午後

鹿児島県主催の講演会で感じた大切なこと

保育園 経営コンサルティング

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

 

みなさん、こちらのブログをご存知ですか?

我が保育教育支援部の幼稚園・こども園チームのエース金子のブログです。

手前味噌ですが、とても示唆に富んだ内容ですので、是非定期的にチェックしてみてくださいね^_^

http://h-kaneko.funai.site

 

 

さて、今日は鹿児島県主催の講演会で2時間たっぷりと講演をさせていただきました。

コロナウイルスの影響もあり、無観客講演も覚悟しておりましたが、有り難いことに40名ほどではありますが、ご参加いただきました。

ちなみに、初のマスク着用講演です、、

鹿児島県は鹿児島市を中心に保留児童がたくさんいるのですが、この数年保育園はあまり開設されておらず、こども園や企業主導型保育で定員を作ってきた経緯があります。

それによって、他のエリア同様に保育士は足りておらず。

本当は最新の保育士採用のノウハウをお伝えしたいところですが、テーマが「魅力ある職場づくり」ということもあり、ここ数年たくさんのオファーをいただいている、私の「働き続けたい保育園づくり」という書籍の内容をベースにお話しさせていただきました。

このテーマはたくさんお話しさせていただいていましたが、ほぼゼロベースで31年度版に書き下ろし。

人財の定着をメインに、如何にして人間関係を構築するか、少ない人数でも業務量削減による心身の負担を少なくするか、そこにフォーカスしてお伝えしました。

私が特に深刻に思ってるのは、

 

保育士不足→業務負担増&入れ替わりによる運営の不安定化→人間関係悪化&心身の負担増→事故やトラブルの増加→離職増→コスト増→経営の圧迫→保育の質低下

 

という負のスパイラルに陥ってる園が急増していること。

その証拠として、3年前と比較し、重大事故は2倍、これは園が増えたからではありません。

実は事故発生率に至っては、2年前の1.8倍にもなっている。

つまり、事故も増えてるし、発生率も増えている、それにより、保育士の精神的な負担や不安も増え、それが離職に繋がってるということ。

ユニファさんのような午睡センサーにより、圧倒的に多い0歳児の午睡死亡事故は今後減るでしょう。

しかし、その他の重大事故は少なくとも保育園が増え続け、保育士が不足状態のうちは間違いなく増えます。

そのためには、単に安全マニュアルや衛生マニュアルがある、年に数回研修に行く、OJTで学ぶといったことだけでは到底解決になりません。

業務を効率化し、事務を簡素化し、保育に専念できる時間を増やすことが求められます。

そして、それは業務管理システムのICT活用だけでなく、さまざまなツールを活用し、組織の意識変革を図り、一体化して取り組むことが求められるのです。

しかし、ICTの導入について、挙手いただきましたが、僅か1割というのは、悲しかったです、、

まだまだ手書きや手作り、手作業が蔓延している状況です。

さすがに「手作り神話」の妄想から覚めていただきたいところです。。笑

若い人たちは、その二極化状況を冷静に見ているのですから、、

 

しかし、参加者の皆さん、さすがにこの時期に来られている方々なので、前のめりで聴いていただいていたのが印象的でした。

 

鹿児島県さん、総広さん、ありがとうございました!!

 

ではまた。